現在の建物は、2010年に世界的建築家である隈研吾氏の建築デザインによって再誕生しました。エントランスに足を踏み入れると広がるのは、伝統的な木組み構造を用いた大屋根「斗栱(ときょう)」を現代的に再解釈した吹き抜けロビーです。和の格子やすだれ、陰影を生かした空間構成は、外資系メガホテルにはない「日本の奥ゆかしさと静けさ」を体現しています。
また、同館を語る上で欠かせないのが1966年のビートルズ来日という歴史的事実です。前身である「東京ヒルトンホテル」時代、熱狂的なファンに囲まれたビートルズのメンバー4人が滞在したのがこの地でした。彼らが記者会見を開き、日本滞在の拠点とした伝説のエピソードは、今も館内の随所に歴史の重みとして受け継がれています。エリック・クラプトンなど世界のトップアーティストが定宿として愛用してきた記憶が、唯一無二のプレステージを形成しています。