警察記者クラブの実態と問題点|なぜ事件報道は横並びになるのか

警察記者クラブの実態と問題点|なぜ事件報道は横並びになるのか

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日本の警察報道の頂点に君臨するのが、霞が関の警視庁本庁舎内に置かれた通称「七階クラブ」をはじめとする警視庁記者クラブです。ここには新聞・通信・在京キー局の事件担当記者(サツ回り)が常駐し、24時間態勢で事件事故の追跡を行っています。 しかし、その実態は外部に対して徹底的に閉ざされた特権空間です。雑誌編集者、ネットメディアの記者、そして個人で活動するジャーナリストは、会見場に立ち入ることすら原則として許されません。フリーランス記者排除の理由として、クラブ側は長年「記者室の物理的スペースの限界」や「取材秩序の維持」を口実にしてきました。 大手メディアの元キャップクラスの記者は、会見場の実態を次のように証言しています。 「会見で予定調和を乱す鋭い質問をする外部ジャーナリストが入ってくると、警察幹部が不快感を示し、ブリーフィングそのものが打ち切られるリスクがある。クラブ幹事社はそれを何よりも嫌うため、自主的に外部者を排除する防波堤の役割を買って出ている側面がある」 本来、記者クラブは取材対象である官公庁を監視するための親睦組織として発足したはずでした。ところが現実は、自らの独占的既得権益を守るため、新興メディアや独立系ジャーナリストを締め出す「カルテル機関」として機能しているのが冷徹な実態です。

吉田 誠
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吉田 誠

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