石川島播磨重工業からIhiへ|激動の歴史と2026年最新の現在地

石川島播磨重工業からIhiへ|激動の歴史と2026年最新の現在地

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インターネット上の掲示板やSNSでは、「航空エンジンの不具合で経営危機に陥っているのでは?」という懸念の声が散見されます。この発端となったのが、米プラット&ホイットニー(P&W)社が主導する「PW1100G-JM」エンジンにおいて、粉末冶金(金属粉末成型)素材の微小な欠陥リスクに伴い実施された大規模点検問題です。

IHIは同エンジンプログラムに約15%参画していたため、2023〜2024年度にかけて多額の費用負担・特別損失の計上を余儀なくされました。ネット上では「自社の重大な設計不正ではないか」といった誤認も一部で見受けられましたが、実態は素材サプライチェーン全体の予防的安全措置に基づく全世界規模のリコール点検であり、IHI単独の過失や開発欠陥ではありません。

2026年現在、点検プログラムは計画通り進行しており、航空会社への補償処理も峠を越えました。むしろ、運航再開に伴う整備・スペアパーツ需要の爆発的な増加により、アフターマーケット部門のキャッシュフローは力強い回復を見せています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。