本作が数十年を経ても語り継がれる理由は、システム面だけではない。坂口博信が主導したシリアスで重厚な戦争ドラマは、多くの仲間が命を落とす冷酷な現実を描き、当時のロールプレイングゲーム界に衝撃を与えた。
さらに、植松伸夫による哀愁を帯びた「反乱軍のテーマ」をはじめとする珠玉のBGM、そして天野喜孝が描く繊細かつ妖艶なキャラクターデザインが融合し、唯一無二のダークファンタジーを形成している。単なるクリアを目指すだけでなく、彼らレジェンドクリエイターたちが作品に込めた熱量を肌で感じ取ることこそ、本作をプレイする醍醐味といえるだろう。