渋沢栄一が創った銀行の真実|第一国立からみずほへ繋がる近代化の全貌の総合ガイドをご紹介します。役立つ情報が詰まっています。
栄一が関わったのは第一国立銀行だけにとどまりません。地方銀行の創設支援から国際金融、特殊銀行の立ち上げまで、多面的な金融エコシステムを構築しました。公益財団法人渋沢栄一記念財団の資料や金融史データをもとに、関与した代表的な金融機関とその役割を比較検証します。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価第一国立銀行
(現・みずほ銀行)1873年創立・資本金約250万円
総監役・頭取として38年間経営当時の大規模豪商の資本力を遥かに超える民間出資の最大規模日本初の上場企業でもあり、近代金融の揺籃として機能した地方銀行の設立指導
(第七十七、第四など)全国で70行以上の設立・指導に関与
旧士族の授産資金を銀行化通常1〜2行の顧問にとどまる実業家の枠を大幅に逸脱地方の商工業資金を掘り起こし、全国的な産業底上げに直結させた横浜正金銀行
(現・三菱UFJ銀行)1880年創立に関与・設立委員
外国為替専門銀行としての基盤確立幕末以来の不平等条約下で外資系銀行に為替を牛耳られていた状態日本の貿易主権を外国金融機関から奪回する決定打となった日本興業銀行
(現・みずほ銀行)1902年創立時の設立委員
重化学工業向け長期金融機関短期商業手形中心だった当時の民間銀行では担えない設備融資重工業・インフラへの超長期資金供給パイプを確立した東京貯蓄銀行
(庶民金融の整備)1890年設立・小口預金の安全管理
貧困層の資産形成と勤倹貯蓄を推進富裕層・大商人しか口座を持てなかった金融格差の是正ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)を130年前に実践