健康や体型維持を意識して蕎麦を選ぶ人が増えています。栄養面において、二八蕎麦と十割蕎麦にはどのような数値の差があるのでしょうか。
一般的な生麺100gあたりの栄養価を比較すると、カロリーは約270〜290kcal前後、糖質量は約50〜55g程度と、実は熱量や糖質そのものの数値に劇的な大差はありません。しかし、体内での吸収速度を示す「GI値(グリセミック・インデックス)」に着目すると決定的な違いが見えてきます。
そば粉は食物繊維が豊富で、食後の血糖値上昇が緩やかな低GI食品(GI値50〜55程度)に分類されます。小麦粉が2割混ざる二八蕎麦も白米やうどんに比べれば十分に低GIですが、そば粉100%の十割蕎麦はさらに血糖値の急上昇(血糖値スパイク)を抑えやすく、インスリンの過剰分泌を防ぐ働きが期待できます。
さらに、十割蕎麦は完全なグルテンフリーです。小麦アレルギーを持つ人はもちろん、グルテンを控えることで腸内環境を整えたい人や、腹持ちの良さを重視して無駄な間食を減らしたいダイエット中の食事としても、十割蕎麦は非常に優れた選択肢となります。