行間が勝手に広がる最大の元凶は、Wordの背景にひっそりと存在する「ページ設定のグリッド線」である。初期状態のWordでは、文字サイズを少し大きくしたり、特定のフォントに変更したりした瞬間に、その文字がグリッド線枠に収まりきらなくなり、自動的に「2行分の幅」を占有してしまう仕様になっている。
見出しの文字を12ポイントから14ポイントに拡大した途端、上下に巨大な空白が出現するのはこれが理由だ。ソフト側が親切心でレイアウトを調整しているつもりでも、ユーザーからしてみればただの障害でしかない。この仕組みを理解していないと、いくらEnterキーやBackSpaceキーを押しても問題は永遠に解決しないのである。