居酒屋業界の歴史を振り返る上で、株式会社鳥貴族ホールディングスを率いる大倉忠司氏が確立した全品均一価格モデルの衝撃を外すことはできない。国産鶏肉へのこだわりと、看板である名物 貴族焼の圧倒的なボリューム感は、値上げラッシュの波を乗り越え今なお根強い支持を集める。
これに対し、昭和から平成の居酒屋ブームを支えた株式会社モンテローザや株式会社コロワイドといった巨大メガチェーンは、圧倒的な店舗網と多ブランド展開で対抗する。ワタミ創業者の渡邉美樹氏に代表される経営陣のパラダイムシフトも含め、均一価格による明朗会計と、メニューの多様性による顧客体験の創出という2つの思想が、今まさに店頭で激突しているのだ。