今年2026年、捜査当局や相談窓口には著名人の偽アカウントによる被害報告が急増している。取材班が独自に入手した被害者の証言は、犯罪グループがいかに緻密かつ冷酷にターゲットを追い詰めていくかを如実に物語っていた。
「まさか自分が騙されるわけがないと思っていた」。そう語る都内在住の50代女性は、SNSのダイレクトメッセージで突然アプローチを受けたという。相手は本人しか知り得ないような撮影裏話や甘い言葉を並べ立て、「未発表プロジェクトの極密出資者を探している」と送金を要求。指示されるままに暗号資産を購入させられ、被害額は数百万円に達した。
独占取材で浮かび上がった驚きの実態は、人工知能(AI)による自動対話システムを駆使し、24時間態勢で被害者の心理状態を分析・誘惑する最新の犯罪構造だ。「応援したい」というファンの情熱が、卑劣な犯罪の標的にされている。