事件の経緯を時系列で追うと、事態がいかにエスカレートしていったかが鮮明になります。ドッキリの仕掛け人側は、バラエティ的な面白さを狙った演出のつもりでした。しかし、声優にとって生活やキャリアを左右するオーディションを偽り、受かったと喜ぶ姿を晒し者にした構成は、観客や視聴者に強烈な不快感を与えました。
さらに市来氏に課された宣伝部長としての任務は、全国各地を自費同然の過酷なスケジュールで回るというもの。その過程を追うウェブラジオや配信番組でも、市来氏に対する過度ないじりや冷遇が続き、視聴者の不満は限界に達していきました。一連の扱いに耐えかねたファンが告発まとめを作成したことで、火種はネット全体へと拡散していったのです。