「食べたいものを、美しくいただく」。恭子さんが繰り返すこの言葉には、メンタルヘルスと食習慣の深い関係が隠されている。ストレスを抱えながら食べる一口は、どれほど体に良い食材であっても毒になり得るという考え方だ。
世間が推奨する「腹八分目」や「夜間の絶食」といった画一的なルールに縛られることはない。自分の体が発する声に耳を澄ませ、心地よいと感じる状態をキープする。もちろん、そこには圧倒的な自己管理能力と自律が存在する。欲望に流されるのではなく、自らの美を完成させるための選択として「食べる」を楽しむ姿勢が徹底されている。