リゾート地の商業施設に求められるのは、単なる利便性だけではない。世界的建築家である隈研吾氏が提唱するような、地域の自然風土と建築が緩やかに溶け合うデザイン思想が、ここ沖縄の商業エリア全体にも深い影響を与えている。沖縄の伝統的な赤瓦や琉球石灰岩をイメージさせる温もりあるマテリアルと、心地よい風が吹き抜けるオープンエア型の回廊設計。
燦々と降り注ぐ太陽光と日陰のコントラストが、散策する人々に心地よい没入感をもたらす。商品を買い求めるだけでなく、沖縄の空気そのものを贅沢に味わう空間構造こそが、長時間の滞在でも利用者を飽きさせない最大の秘密と言えるだろう。