日本スケート連盟が主催する選考会は、まさに意地とプライドが激突する生存競争の場だ。オリンピック代表のシートはわずか3枠。どれほど過去の実績があろうとも、一発勝負の選考会で結果を残さなければ夢の舞台への切符は手に入らない。
プレッシャーで押し潰されそうな控室の空気、リンクインする瞬間の静寂。選手たちは極限の精神状態の中で、己の生き様をプログラムにぶつける。取材陣に対しても時に涙を浮かべながら語る本音には、長年の努力をすべて氷上に捧げてきたアスリートの真実が宿っている。代表決定の瞬間に至るドキュメンタリーは、スポーツメディアの報道を通じても視聴者の心を揺さぶり続けている。