なぜタルト生地を焼く際にタルトストーンが必要なのか。その理由は、バターを多く含む生地がオーブンの熱を受けることで蒸発し、底面がプツプツと浮き上がったり、フチが内側に縮んだりするのを防ぐためだ。均一に熱を伝えながら重みで形を維持する役割を果たしている。
一般的な製菓道具として流通している専用の重石は、アルミニウムやセラミックの小粒な球体であることが多い。これらは熱伝導性が高く、オーブン内の熱を素早く生地全体に届けるメリットがある。しかし、家庭で年に数回しかタルトを焼かないライトユーザーにとって、専用品をわざわざ買い揃えるのはハードルが高いのも事実だ。