「減量中は鶏むね肉一択」という固定観念を持つ方は少なくありません。しかし、文部科学省が公表する「日本食品標準成分表」の最新データを精査すると、鶏もも肉に対する見方が大きく変わります。最大の違いは「皮が付いているかどうか」であり、皮なしの鶏もも肉は驚くほどヘルシーな数値を示しています。
鶏もも肉と鶏むね肉の栄養成分比較(可食部100gあたり)
データが証明する通り、皮付きもも肉の脂質14.2gに対し、皮なしもも肉の脂質はわずか3.9gまで激減します。皮を外すだけでカロリーは約40%カットされ、皮なしむね肉(約105kcal)と比べても差は100gあたり約11kcalに過ぎません。
さらに、鶏もも肉にはエネルギー代謝を助けるビタミンB2や、貧血予防・持久力向上に欠かせない鉄分・亜鉛がむね肉よりも豊富に含まれています。適度な保水性と旨味成分(グルタミン酸やイノシン酸)により咀嚼時の満足度が高く、結果的に間食や過食を防ぐという生理的・心理的メリットが存在します。