やす子の24時間マラソンは何キロ?走行距離81Kmの真相と台風ルート

やす子の24時間マラソンは何キロ?走行距離81Kmの真相と台風ルート

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やす子さんのマラソンを語るうえで避けて通れないのが、日本列島を縦断し猛威を振るっていた台風10号(サンサン)の直撃とルート変更の理由です。

当初、制作班は例年通り関東近郊の秘密のスタート地点から両国国技館を目指す公道ワンウェイ(あるいは複数拠点経由)ルートを想定していました。しかし、直前の気象予測によって記録的な大雨と突風が予想され、ランナー本人の安全確保はもちろん、沿道に集まる数万人規模の一般観客の安全管理が不可能と判断されたのです。

そこで番組サイドが下した苦渋の決断が、「横浜市港北区の日産スタジアムを活用した安全隔離ルート」でした。

スタート初日の8月31日夜、やす子さんは日産スタジアムの敷地内に現れました。雨風をしのげる屋根付きスタンド下のスペースや、1周約400メートルのトラック、およびスタジアム外周コースを活用。一般観覧者を完全に遮断したクローズドな環境のなかで、深夜から未明にかけて黙々と周回を重ねる光景が中継されました。

取材関係者の証言によると、夜間にトラックおよびスタジアム敷地内を約70周以上周回し、安全が確保できる距離を確実に稼ぎ出す作戦が採られました。単調な風景が続くトラック周回は、景色が変わる公道に比べて精神的な疲弊が極めて激しいことで知られます。やす子さんは時折、並走する市民ランナーや恩師、芸人仲間からの応援を受けつつ、過酷な「孤独の周回」に耐え抜きました。

翌9月1日の早朝、台風の勢力が弱まり天候が回復基調に入った段階で、ランナー一行は日産スタジアムを離脱。横浜・川崎エリアを経由して第一京浜などの幹線道路を進み、東京都心・両国国技館へと抜ける公道ルートへと合流しました。安全管理と生放送の成立という二律背反をクリアするために編み出された、番組史上初のハイブリッド型ルートだったのです。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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