「大根の葉は固くて苦いから苦手」という声の原因は、葉に含まれるシュウ酸やイソチオシアネートなどのアク成分と、発達した筋繊維にあります。これらを無力化し、料亭のような香ばしい旨味に変える下処理手順は以下の通りです。
【失敗しない大根の葉下処理アク抜きの3ステップ】
- 流水で根元の泥を落とし、塩分濃度1%の熱湯で茹でる:沸騰した湯に塩(水1Lに対して小さじ2程度)を加え、まずは硬い「茎の部分」を30秒、その後に「葉先」を沈めてさらに30秒茹でます。加熱時間を合計1分以内に留めることで、ビタミンCの流出を防ぎシャキシャキ感を残せます。
- 冷水で急冷して絞る:茹で上がったらすぐに氷水または冷水にとり、アクを流します。粗熱が取れたら両手でギュッと水分を絞り切ります。ここで水分が残っていると、後で炒めた際に味がボケる原因になります。
- 細かく小口切りにして再プレス:2〜3mm幅の極小サイズに細かく刻んだ後、もう一度キッチンペーパーで包んで水分を絞り出します。細かく刻むことで硬い筋感が完全に消失します。
この下準備を施した大根の葉にごま油の芳醇な油脂コーティングを施し、めんつゆ味付けで甘辛いベースを整えるのが、プロ級の絶品に化ける最大の秘密です。油脂が葉の細胞膜を包み込むことで、残存するわずかな苦味物質を完全にマスキングします。