熱心なファンの間で「歴代最高傑作の神ゲー」として今なお名前が挙がるのが、2000年代初頭にバンダイからワンダースワン向けに発売された三部作(『意志を継ぐ者』『導かれし者』『それぞれの決意』)です。
これらの作品が神格化されている最大の理由は、「水見式による念系統診断」と「プレイヤー自身によるオリジナル念アビリティの構築システム」を完全再現していた点にあります。ゲーム開始時や修行パートにおいてプレイヤー自身の選択によって「強化系」「変化系」「具現化系」「特質系」「操作系」「放出系」へと能力が分岐し、系統ごとの習得率に基づいて技をカスタマイズできる仕組みは、当時の携帯ゲーム機の限界を超えた没入感を提供しました。
また、PlayStationで発売された『HUNTER×HUNTER 幻のグリードアイランド』や、PlayStation 2で展開された『HUNTER×HUNTER 龍脈の祭壇』など、据え置き機ならではの重厚なシナリオやアクションアドベンチャーを導入した試みも存在します。キャラクターの強さの数値化が困難な原作だからこそ、徹底して世界観のルールを再現しようとした初期のレトロタイトル群は、今なお色褪せない魅力を放っています。