豊田市の中心部から南東へ進むと現れる広大なエリア。ここがトヨタ自動車の登記上の本店所在地であり、心臓部であるトヨタ自動車本社です。敷地全体の面積は約55万平方メートルに及び、東京ドーム十数個分に相当する広大な土地に近代的なオフィスビルと工場群が整然と立ち並んでいます。
この地にそびえ立つ本社本館には、経営陣の執務室やグローバル戦略を策定する中枢部門が集中しています。かつて豊田章男会長が社長就任時に掲げた「現場主導の経営改革」の原点ともいえる場所であり、役員フロアと開発・生産現場が密接に連携できる配置が採られています。
敷地内にはオフィス棟だけでなく、1938年に操業を開始した歴史あるトヨタ自動車 本社工場が隣接しています。現在もランドクルーザーやクラウンシリーズをはじめとする重要車種のコンポーネント製造や試作開発、鍛造・ハイブリッド用部品の生産ラインが稼働しており、まさに「開発と製造が一体化したマザー工場」としての役割を果たしています。
セキュリティは極めて厳重で、関係者以外の立ち入りは厳しく制限されています。正門や各ゲートには警備員が常駐し、入場には専用のセキュリティカードが必要です。しかし、その敷地の一角には一般来訪者が自由に足を踏み入れられる特別な情報発信拠点が存在します。