現場となったのは、多くの商業施設や宿泊施設が密集する札幌市中央区の一角だ。出火直後、目撃者からの通報を受けた札幌市消防局と北海道警察は、即座に現場へ急行し周辺道路を完全封鎖した。冬の乾いた夜風にあおられ、白煙はあっという間に上層階へと立ち上り、周囲の視界を遮った。
災害・事件事故報道の現場において、都市型高層ホテルの火災は最も警戒される事態の一つだ。迷路のように入り組んだ客室フロア、言葉の通じにくいインバウンド客の存在、そして夜間という時間帯。幾重ものリスクが重なる中、消防隊員たちは煙が充満する暗闇の階段へと突入を余儀なくされた。