スタジオを率いるクリス・メレダンドリの徹底した観客第一主義は、パークの細部にまで息づいている。理屈抜きの楽しさを追求する彼の哲学は、ミニオンたちの「言葉にならない声」を世界共通の言語へと押し上げた。
アトラクション内で響き渡る声の主は、シリーズの監督でありミニオンの生みの親でもあるピエール・コフィンその人だ。彼自らが吹き込んだ無邪気で予測不可能なセリフの数々が、スピーカーを通じてダイレクトに耳へ届く。視覚的なコミカルさだけでなく、音響工学に基づいた音の配置によって、ゲストは自分が本当に映画のモブキャラクターのひとりになったかのような錯覚を覚える。