日本の美容教育の祖である山野愛子が提唱した「美道」の精神は、現代の大阪の学び舎にも脈々と受け継がれている。髪を整えるだけにとどまらず、肌、装い、そして精神の健康までを包括的に捉える視点だ。その潮流はトータルビューティー教育へと昇華され、エステティック分野の高度化にも拍車をかけている。
スキンケアの生化学的アプローチや機器を用いたフェイシャル・ボディケアなど、美の領域は拡張を続ける。カット技術だけに依存しないマルチスキルの習得は、少子化と高齢化が同時に進むこれからの時代、施術者自身の寿命を劇的に伸ばす武器になる。