沈黙を破ったのは、世界的名匠チャン・イーモウ監督の電撃的な現場復帰宣言だった。メガホンを握る巨匠が本作の主役に指名したのは、アジア映画界の至宝トニー・レオン。ふたりが再びタッグを組むという事実だけで、世界中のバイヤーが色めき立つのも無理はない。
スクープされたプロットの主軸は、古文書に隠された国家最高機密「無上帑(むじょうど)」を巡る陰謀劇だ。トニー・レオン演じる孤高の密偵が、朝廷の闇に葬られた巨大な秘密資金の行方を追う。名優が見せる憂いを帯びた眼光と、一瞬の隙も許さない緊迫感。関係者によれば、台本の初稿を読んだトニー自身が「これを演じるためにキャリアを重ねてきた」と即答したという。