シバリングとは?手術後や発熱時に体が震える原因と正しい対処法

シバリングとは?手術後や発熱時に体が震える原因と正しい対処法

シバリングとは?手術後や発熱時に体が震える原因と正しい対処法について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。

シバリング(shivering)は、日本語で「身震い」や「ふるえ」と訳され、骨格筋が不随意(自分の意思とは無関係)に急速な収縮と弛緩を繰り返す生理現象を指します。人間を含む恒温動物が深部体温を一定(約37℃前後)に保つために備えている、極めて重要なシバリング 生体防御反応の一つです。

この現象の司令塔となっているのが、脳の間脳にある「視床下部」の体温調節中枢です。体温調節のプロセスは以下のシバリング メカニズムによって進行します。

  • 情報感知:皮膚の冷受容器や体幹深部の温度センサーが、設定温度(セットポイント)を下回る温度低下を検知する。
  • 指令伝達:視床下部が熱産生の指令を出し、脊髄を経由して全身の骨格筋へ運動神経シグナルを連続的に送る。
  • 熱産生(微細運動):筋肉を毎秒数回〜十数回のペースで細かく振動させ、筋収縮時のエネルギー消費に伴って大量の代謝熱を強制発生させる。

極度の冷気にさらされた際の低体温症 震えは、まさにこの熱産生システムが限界まで稼働している状態です。筋肉の震えによって、安静時の数倍に及ぶ熱エネルギーが生み出され、深部体温の致命的な低下を食い止めようと働きます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。