本作のバックボーンにあるのは、ベストセラー作家キャサリン・ライアン・ハワードによる圧倒的高評価を受けた原作小説です。紙媒体ならではの叙述トリックと視点の切り替えが鮮やかだった原作に対し、映像化では心理的な緊張感が心理サスペンスとしてより濃密に表現されています。
特に原作小説と異なる点として挙げられるのが、登場人物たちの細やかな表情の変化や、時系列をシャッフルした映像演出です。観客は二重三重の誤解へと誘導され、文字で読む以上の没入感と心理的圧迫感を味わうことになります。原作を読了済みのファンであっても、映像ならではの切り口に息を呑む仕上がりとなっています。