合流時や車線変更時に譲ってもらったお礼として点滅させる、いわゆる「サンキューハザード」。日本のドライバー文化としてすっかり定着しているが、法的観点からはどのような位置づけになるのか。結論として、サンキューハザードは法令に規定された正規の合図ではない。
警察庁関係者への独自取材によると、「合図の目的外使用として即座に摘発する運用は一般的ではないものの、周囲の車両に誤解を与えるリスクがある」と指摘する。例えば、合流直後にハザードを点滅させたことで、後続車が「緊急停車するのか」と誤認し、急ブレーキを踏んで追追突事故につながるケースも報告されている。感謝の気持ちを伝えるマナーとして普及している反面、本来の非常事態を告げる機能との混同が懸念されているのが実情だ。