3月といえば、卒業式、離任式、そして退職祝い。日本の送別シーズンを支える花束の需要は依然として高いが、2026年の現場では選ばれるスタイルに明確な変化が生じている。
かつての豪華絢爛な切り花の大型花束に代わり、持ち帰った後も長く楽しめるコンパクトな「根付き鉢植え」や、再生紙・生分解性ラップを使用した「サステナブルブーケ」を指名買いする企業や学生が増加中だ。廃棄ロスを抑えるスマートなギフトの選択は、SDGsへの意識が高い若者世代だけでなく、ビジネスシーンでのマナーとしても定着しつつある。一回限りの鑑賞で終わらせない、持続可能なボタニカルライフへの関心の高さが垣間見える。