キャスターとしての成功を経て、彼女が足を踏み入れたのがドラマの世界だった。中でも1996年に放送されたフジテレビの名作ドラマ『Age, 35 恋しくて』への出演は、彼女のキャリアにおいて重要な転換点となった。中井貴一や田中美佐子、瀬戸朝香といった実力派俳優陣が織りなす大人の恋愛群像劇の中で、大石恵は新人とは思えない落ち着きと芯の通った演技を披露した。
近年、TVerやU-NEXTといった動画配信プラットフォームで名作ドラマのリマスター配信やアーカイブ公開が行われるたび、彼女の出演シーンはSNS上で再評価の波を巻き起こしている。「信じられないほど洗練されている」「今見てもまったく古さを感じさせない」といった声が若い世代からも上がるなど、そのタイムレスな魅力はデジタルの海でも眩い光を放ち続けている。