2001年秋のパリでの偶然の出会いから、翌2002年の電撃結婚へ。当時、芥川龍之介賞作家として知られ、ロックバンドのボーカルとしても名を馳せていた辻仁成と、アイドルから唯一無二の実力派女優へと進化を遂げていた中山美穂の結婚発表は、日本芸能界に凄まじい衝撃をもたらした。「やっと会えたね」という辻の詩的なフレーズとともに始まった二人の物語は、瞬く間に世間の視線を釘付けにした。
結婚後、中山は活動拠点をフランス・パリへと移す。東京の喧騒を離れ、石畳の街並みの中で一人の女性として、そして母としての静かな暮らしを選ぶ決断を下した。異国の空の下、二人は新たな生活基盤を築き、互いの感性を刺激し合う濃密な時間をスタートさせたのである。