1991年10月、新宿ロフトの系列店として産声を上げたこの場所は、ライブハウス文化のパイオニアである株式会社ロフトプロジェクトのスピリットを色濃く受け継いでいる。キャパシティは公称約250人。演者と観客の境界線を極限まで削ぎ落としたステージの低さとフロアの近さが、数多くのバンドマンたちを鍛え上げてきた。
単なる演奏場所の提供にとどまらず、エッジの効いたブッキングとアーティストへの徹底したリスペクトによって、下北沢SHELTERは90年代から00年代初頭のギターロック黎明期を力強く牽引した。壁に染み付いた汗とアルコールの記憶は、今や日本のロック史における重要な文化遺産といっても過言ではない。