「親性」とは何か?母性・父性との違いと親としての心理的発達プロセス

「親性」とは何か?母性・父性との違いと親としての心理的発達プロセス

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親性(おやせい)とは、発達心理学や家族社会学、母性看護学などの学術領域において「次世代の生命を産み育て、庇護し、健全な社会化を促す総合的な心理的特性および行動傾向」と定義されます。英語圏では「Parenthood(親である状態・親役割)」や、エリク・H・エリクソンが提唱した「Generativity(世代継承性・生殖性)」に対応する概念として扱われます。

従来の家族観では、受容的・養護的な関わりを「母性」、規範や社会ルールを教える規律的な関わりを「父性」と二項対立で捉える傾向がありました。しかし、母性と父性の違いを性差に固定化する見方は、多様化する家族形態やジェンダー平等の進む現在では見直しが進んでいます。

心理学における親性は、男性・女性という生物学的性別や役割分担に縛られず、両方の養育機能(共感・保護・社会規範の伝達など)を包括的に統合した概念です。生みの親であるかどうかにかかわらず、養親、教育者、あるいは地域社会で子どもを支える大人全般に発現する成熟した人間性の一形態として位置づけられます。

山崎 陸
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山崎 陸

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