ジャンタル・マンタルが放つシュルレアリスム絵画のような景観は、世界中の映像作家たちを魅了してやまない。鬼才ターセム・シン監督が手がけた伝説的カルト映画『落下の王国(The Fall)』では、CGを一切使わずにこの場所の幾何学的空間をそのまま活かした圧倒的な映像美がスクリーンに焼き付けられた。現在もNetflixなどの配信プラットフォームを通じて同作を再発見した映画ファンが、ロケ地巡礼としてこの地を訪れる姿が後を絶たない。
また、ディスカバリーチャンネルやNHKの『コズミック フロント』といった本格的な歴史ドキュメンタリー番組でも、人類が宇宙の法則を解き明かそうとした象徴的な舞台として幾度となく特集が組まれてきた。太陽光の角度によって刻一刻と表情を変える光と影のコントラストは、単なる記録映像の枠を超え、観る者に古代の天文学者たちが抱いた宇宙への畏敬の念をダイレクトに追体験させる力を持っている。