行楽シーズンの休日、ロープウェイ乗り場周辺は朝早くから長蛇の列ができる。特に山肌が赤や黄色に染まる秋の紅葉シーズンや、幻想的な樹氷が姿を現す冬の最盛期には、乗車までに1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくない。混雑を巧みに回避し、静寂の中で絶景を満喫するには明確な戦略が必要だ。
最も有効な手段は、営業開始直後の「始発便」をピンポイントで狙うこと。朝の澄んだ空気の中、朝日を浴びて輝く御在所岳の山肌を独り占めできる贅沢は、早起きした者だけが得られる特権だ。また、午後の乗車ピークが落ち着く14時以降を狙うのも隠れたテクニックと言える。西日に照らされる鈴鹿山脈のシルエットが、ドラマチックな夕景を織りなす。