SNS上では特殊詐欺 ネットの反応として、「+86からの電話に出ただけでスマートフォンのデータが抜き取られた」「端末を遠隔操作されて不正送金された」といった不安を煽る投稿が散見されます。しかし、情報セキュリティの観点から言えば、これらは明確な誤解です。
通常の音声通話回線において、単に電話を取って「もしもし」と声を発しただけで端末内にマルウェアが侵入したり、遠隔ハッキングが完了したりすることはありません。過度なパニックに陥る必要はありませんが、本当の脅威は技術的ハッキングではなく、言葉巧みに誘導して金銭や暗号資産を振り込ませる「ソーシャル・エンジニアリング(心理的誘導)」にあります。
万が一、出てしまった時の対処法は極めてシンプルです。「言葉を交わさず、ガイダンスの途中で即座に通話を切断する」こと。相手がどれほど公的機関を装い脅迫的な言辞を弄していても、通話を遮断すればそれ以上の直接被害は防げます。その後、該当番号を端末上で個別着信拒否に登録してください。