ネット上の情報やSNSでは「とにかく本体価格が安いグレードを選べば勝ち」という言説が散見されますが、これはリセールバリュー(再販価値)の観点から見ると大きな誤解です。
車を5年後に手放す場合を想定すると、本体価格80万円台の最廉価商用グレードは中古車市場での需要が限られるため、残価率が20%台に落ち込むことがあります。一方、130万円前後の人気上位グレードや安全装備・快適装備が充実したモデルは、5年後でも40〜50%の残価率を維持することが珍しくありません。
つまり、「購入時の安さ」だけで選ぶと、手放す際の売却額で大損し、実質的な月あたり維持コストが割高になるという逆転現象が起こります。乗り潰す覚悟がある場合を除き、売却時の市場価値まで計算に入れたグレード選定が不可欠です。