訃報を受けて駆けつける際、装いと声のかけ方にも配慮が求められます。
服装の基本原則:
遺族や親族は「正喪服」または「準喪服(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)」を着用します。一般参列者の場合、お通夜・告別式ともに「準喪服」の着用が現代のスタンダードです。かつてはお通夜への参列時に「準備していたように見えないよう平服(地味な私服)で駆けつける」という慣習もありましたが、現在は喪服の着用が一般的となっています。仕事帰りでやむを得ない場合は、ダークグレーや濃紺のビジネススーツでも失礼にはあたりません。
お悔やみの言葉と忌み言葉の排除:
受付や遺族への挨拶では、短く簡潔に気持ちを伝えるのが鉄則です。「このたびは心からお悔やみ申し上げます」「突然のことで言葉もございません」といった表現を用います。また、「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉や、「追って」「再び」などの直接的な表現は不幸の連鎖を想起させるため、口にしないよう細心の注意を払います。