ここに至るまでの道のりは、決して平坦な輝きだけに満ちていたわけではない。ガンバ大阪からFCトゥウェンテへと渡った初期の成功から一転、シント=トロイデンでの苦闘や出場機会の喪失など、20代前半には厳しい挫折も味わってきた。
だが、オーストリアのLASKで泥にまみれながら復活を果たした泥臭い経験こそが、彼に強靭なメンタリティを植え付けた。どんな境遇に置かれても言い訳をせず、目の前のトレーニングと真摯に向き合い続ける姿勢。その雑草魂とも言えるタフさがあるからこそ、プレッシャーが渦巻く極限の大舞台でも動じることなく、己の力を100%発揮できるのだ。