Superflyの原点を辿ると、高校・大学時代のバンド活動に行き着く。ギタリストの多保孝一と共に結成されたこのユニットは、1960〜70年代の洋楽ロックやソウルミュージックをルーツに持ち、日本人の琴線に触れるメロディを融合させてきた。結成当初から、小柄な身体に宿るロック魂は異彩を放っていた。
2007年のメジャーデビュー以降、多保が楽曲制作の軸を担い、越智がフロントで圧倒的なボーカルを響かせるスタイルで一気にスターダムへと駆け上がる。やがて多保がコンポーザーに専念し、越智のソロプロジェクト形態へと移行してからも、根底にある骨太なロックの精神は一切ぶれていない。小柄なボーカリストが巨大なバンドサウンドを束ねる姿は、日本のロックシーンにおけるアイコンとなった。