グローバル市場で活躍するための強力な武器となるのが、米国ニューヨーク州の弁護士資格だ。この試験を統括するのはニューヨーク州司法試験委員会(New York State Board of Law Examiners)であり、毎年多くの外国人弁護士や留学組が受検に挑んでいる。
日本の弁護士資格を持つ者がNY州の試験を受ける一般的なルートは、米国の法科大学院(ロースクール)で1年間のLL.M.(法学修士)課程を修了することだ。英語を母国語としない受験者にとって、膨大な判例をハイスピードで読解し、論理的なエッセイを制限時間内に執筆するハードルは極めて高い。第一回受験での合格率は外国人受験者に限ると約40〜50%前後にとどまり、学費や現地滞在費を含めて数千万円規模の投資を要する狭き門となっている。