こうした健康需要の高まりを受け、寝具業界の各社は人間工学に基づいたハイエンドモデルの開発にしのぎを削っている。老舗の西川は、日本睡眠科学研究所による膨大な睡眠データをもとに、ミリ単位で高さを微調整できる多分割ウレタン構造の枕を展開。緻密な体型別フィッティングで圧倒的な支持を集める。
一方、低反発素材のパイオニアであるテンピュール・シーリー・ジャパンは、NASAの技術から生まれた独自の衝撃吸収素材を進化させ、側頭部から首元への接触圧を均等に逃す立体カーブ枕を市場に投入している。さらに、高反発ファイバーで知られるエアウィーヴは、通気性に優れ寝返りの筋力負担を極限まで減らす設計でアスリートやビジネスパーソンから絶賛されている。各社が競い合う技術の恩恵によって、横向き寝枕のフィット感は過去最高レベルに到達した。