呼吸の乱れやいびきに苦しむ人にとって、横向き姿勢の有効性は医学界でも強く支持されている。日本睡眠学会に所属する専門医たちの間でも、気道狭窄を招きやすい睡眠時無呼吸症候群の疑いがある患者に対し、重力による舌根沈下を防ぐ「側臥位(そくがい=横向き寝)」が強く推奨されている。
仰向けで寝ると舌が喉の奥へ落ち込み、気道を塞いで酸欠状態を引き起こす。これが朝のだるさや頭痛の原因だ。横向き寝を取り入れることで気道が広く確保され、いびきの抑制と深いノンレム睡眠の維持が可能になる。適切な高さの枕で頭部を支え、頸椎の自然な直線ラインをキープすることが、質の高い睡眠サイクルを維持する絶対条件だ。