この歴史的なプロジェクトの屋台骨を支えたのが、集英社と『週刊プレイボーイ』の編集チームだ。アスリートのセカンドキャリアにおけるビジュアル表現といえば、爽やかさやヘルシーさを前面に出すのが従来の定石だった。しかし、彼らが仕掛けたのはその枠組みを根底から覆すアプローチだった。
女性の美しさを知り尽くしたクリエイター陣が提示したのは、単なるグラビア写真集の範疇に収まらない、ドキュメンタリーフィルムのような生々しさだ。光の陰影、肌の質感、呼吸のリズムまでを紙面に定着させる徹底した美意識。出版メディアが誇るクリエイティビティと浅田舞という素材の激突は、カルチャーとしてのグラビアの可能性を一気に押し広げる結果となった。