この急激な変化はなぜ起きたのか。厚生労働省(国民健康・栄養調査)の長期データが示すように、戦後から平成にかけての動物性タンパク質や脂質の摂取量増加が、基礎的な体格の向上をもたらしたことは間違いない。身長の伸びとともに骨格が西洋化し、胸郭の形状そのものが変化したのだ。
さらに、ボディプロポーション統計分析プロジェクトの研究員は、睡眠環境や初潮年齢の早期化、幼少期からの栄養バランスの均一化を指摘する。美容外科学会の見解でも、乳腺組織の発達には思春期のホルモンバランスと栄養状態が直結しているとされ、現代のライフスタイルがバストの容積拡大を後押しした構図が浮かび上がる。