大阪でテレビを楽しむ上でまず把握すべきは、主要各局がどのようなタイムテーブル戦略を敷いているかという全体像です。朝の通勤・通学時間帯からゴールデンタイム、深夜帯に至るまで、各チャンネルが明確なターゲット層を設定して激突しています。
平日の朝を制する戦いにおいて、朝日放送(ABCテレビ)の番組表を語る上で外せないのが『おはよう朝日です』です。45年以上にわたり関西の朝の顔として君臨し続ける同番組は、東京発の情報番組とは一線を画す地域密着型の交通情報や独自取材を展開。対する読売テレビ(ytv)の今日の放送では『朝生ワイド す・またん!』が強烈な阪神タイガース偏愛報道と独自路線で熱狂的な支持を集めています。
昼下がりの時間帯になると、関西テレビ(カンテレ)の番組案内における金字塔『よ〜いドン!』が安定した強さを見せます。関西の街を歩く「となりの人間国宝さん」コーナーは、もはや地域の文化的インフラと化しており、主婦層を中心に他局を寄せ付けない盤石の視聴率を獲得しています。一方、MBS(毎日放送)のタイムテーブルでは夕方ワイド『よんチャンTV』が生活情報と硬派な調査報道を巧みに織り交ぜ、ABCテレビの『news おかえり』と夕方の主導権を激しく争っています。
さらに、アニメや経済報道で独自のポジションを築くテレビ大阪の番組表(最新)や、関西圏の公共インフラとして災害報道や地域ドキュメンタリーに定評のあるNHK大阪の地上波週間番組表まで、多層的な選択肢が用意されているのが大阪のテレビ環境の最大の強みです。