経済産業省の人間工学データや人体寸法測定調査によると、日本人成人の「手長(手首のしわから中指の先端まで)」の平均値は、男性で約183mm、女性で約169mmとなっています。この身体的特徴を踏まえて、iPhone Proの操作性を検証しました。
横幅が約71.5mmのProモデル(6.3インチ)の場合、手の平の横幅が小さめの女性や手が小柄な男性が片手で持った際、親指が画面の対角線上端(コントロールセンターや通知バー)に届く範囲は約60〜70%に留まります。画面最上部へアクセスしようとすると、手の平の中で端末を持ち替える必要が生じ、落下リスクが跳ね上がります。
さらに見落とされがちなのがケース装着時のサイズ感です。耐衝撃性の高いタフネスケースや手帳型ケースを装着すると、横幅は実質+4〜6mm、厚みは+3mm以上、重量も+30〜50g加算されます。本体のみでは快適に感じられても、ケースをつけた瞬間に「片手操作の限界ライン」を超えてしまうケースが多いため、保護ケースの厚みを計算に入れた機種選定が欠かせません。