空気を正しく注入するためには、まず自分の車に指定された適正値を知る必要があります。タイヤの適正空気圧は、運転席側のドアを開けたドアピラー(柱部分)に貼られている車両指定空気圧シールに明記されています(単位は「kPa(キロパスカル)」または「kgf/cm²」)。前輪と後輪で指定数値が異なる車種もあるため、両方の数値を確認しておきましょう。
空気圧点検は、タイヤが走行熱で温まる前の「冷間時(冷えている状態)」に行うのが鉄則です。タイヤが熱を持つと内部の空気が膨張し、本来より高い数値を示してしまうためです。
また、高速道路走行前の空気圧点検は重大事故の防止に直結します。空気圧が不足した状態で高速連続走行を続けると、タイヤが波打つように変形して異常発熱する「スタンディングウェーブ現象」が発生し、最悪の場合はタイヤが破裂(バースト)する危険性があります。高速道路を利用する長距離移動の前には、指定値より約10〜20kPa(約5〜10%)程度高めに調整しておくと安心です。