離人症の症状は、大きく分けて「自己に対する違和感(離人感)」と「周囲の世界に対する違和感(現実感喪失)」の2つに分類されます。本人は正気を保っており、自分が異常な感覚に陥っていることをはっきりと自覚しているため、「自分はおかしくなってしまったのではないか」という強い不安や恐怖に苛まれる点が特徴です。
まずは、以下のセルフチェックリストでご自身の状態を確認してみてください。
【離人症・現実感喪失の主なチェック項目】
・自分の手足や体が、まるでロボットや他人の持ち物のように感じる
・話している自分の声が遠くから聞こえる、または自動的に喋らされている感覚がある
・喜怒哀楽の感情が麻痺し、悲しい出来事や楽しい場面でも心が動かない
・見慣れた街並みや家族の顔が、作り物(絵画や舞台セット)のように見える
・頭の中に霧がかかったようで、思考や記憶に靄(もや)がかかっている
・時間が異常に遅く感じられたり、過去の記憶が遠い昔の出来事のように思える
これらの項目に複数該当し、その状態が一時的ではなく数日から数週間にわたって持続している場合、心と脳が限界を超えたストレスに反応している可能性があります。