原典『西遊記』には、孫悟空の戦闘力を遥かに凌駕する絶望的な怪物が何体も登場します。作中の戦闘描写と攻略難易度に基づいた最強ランキングを検証します。
【第1位】金翅大鵬鳥(こんしだいほうちょう)
獅駝嶺の三大魔王の末弟。羽ばたき一振りで九万里、二振りで十八万里を飛行し、悟空の觔斗雲(十万八千里)を軽々と追い抜く作中屈指のスピードと圧倒的武力を持ちます。正体は釈迦如来の親類格(仏母・孔雀大明王の弟)にあたる大物で、悟空は手も足も出ず涙を流して釈迦如来に直訴。最終的に釈迦如来率いる仏菩薩の総動員によってようやく屈服させられました。
【第2位】九霊元聖(きゅうれいげんせい)
竹節山九曲盤桓洞の主で、九つの頭を持つ巨大な獅子の妖仙。武器を一切使わず、九つの口を開くだけで悟空や八戒、沙悟浄を一瞬で丸呑み・生け捕りにする驚愕の神技を見せました。太乙救苦天尊の乗用獣であり、悪意で人を喰らうのではなく、孫弟子たちの復讐のために立ち塞がった異色の誇り高き強者です。
【第3位】独角兕大王(どっかくじだいおう)
金木水火をすべて吸い寄せる至宝「金剛琢(こんごうたく)」を持つ青牛の怪物。悟空の如意棒をはじめ、哪吒太子(なたたいし)の神兵器や托塔天王の軍勢、羅漢の砂金までもことごとく奪い取り、悟空を完全に無力化しました。正体は道教の開祖・太上老君の騎獣です。
【第4位】牛魔王(ぎゅうまおう)
悟空がかつて義兄弟の契りを結んだ「大力王平天大聖」。悟空と完全に互角の七十二変と怪力を誇り、八戒との二人がかりの猛攻すら跳ね返します。天界の軍勢と仏教の護法神が四方を取り囲んでようやく捕獲に至った、純粋なステータス最強クラスの大魔王です。
【第5位】黄眉大王(こうびだいおう)
偽の雷音寺を作り出し、釈迦の偽物となって三蔵一行を罠にかけた魔王。触れた者を閉じ込める「人種袋」を操り、悟空が救援に呼んだ二十八宿などの天兵天将を一網打尽にしました。弥勒菩薩の従者であり、弥勒本人の知恵を借りてようやく撃破に成功しました。