のじりこぴあを唯一無二の存在たらしめているのが、園内の至るところに鎮座する「カエル」のモチーフです。その中核施設である「カエルランド」は、かつて町おこしの一環として野尻町が掲げた「自然への回帰」「無事かえる」「若がえる」「よみがえる」という幾重もの祈念から誕生しました。
館内へ足を踏み入れると、陶器、ぬいぐるみ、民芸品、ブロンズ像に至るまで、国内外から蒐集された数千点に及ぶカエルコレクションが陳列ケースを埋め尽くしています。B級スポット的なシュールさを漂わせつつも、生物多様性と地域信仰が結びついた民俗展示としての重みがあり、近年ではSNS世代の若者から「レトロでエモい写真が撮れる」と再評価されています。
そして、来園者の舌を魅了し続けているのが、特産品を贅沢に使用したグルメの数々です。
外せない絶対的エースが、売店で販売されている濃厚メロンソフトクリーム。野尻町は温暖な気候と水はけの良い土壌に恵まれたアールスメロンの屈指の産地であり、その果汁の芳醇なアロマとミルクのコクが調和したソフトクリームは、高速道路を下りてでも食べる価値があると評されます。
一方、かつて名物だった「田舎料理バイキングランチ」は、運営の見直しによって常時食べ放題スタイルから、地元食材を活かした「郷土定食やチキン南蛮プレート、宮崎牛うどん」を中心とするオーダー形式へとリニューアルされています。バイキング目当てで訪れるとギャップを感じる可能性があるものの、小林市特産の新鮮野菜や宮崎県産鶏を丁寧に調理した御膳は、落ち着いて食事を楽しみたい層から高評価を得ています。