肥後細川庭園を訪れる際、最寄りの公共交通機関と地形の把握が成否を分けます。庭園は武蔵野台地の突端に位置しているため、アプローチする方角によって高低差の体感が大きく異なります。
平坦なルートでアクセスしたい場合は、都電荒川線「早稲田停留場」から徒歩約5分、または東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩約10分、有楽町線「江戸川橋駅」から神田川沿いを歩いて約15分の道順が推奨されます。一方、東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」やJR「目白駅」から向かう場合は目白台の急坂を下る行程となり、帰路に急勾配を登る体力を要します。
この地域を120%楽しむ散策ルートとして定着しているのが、隣接する「ホテル椿山荘東京」との連携回遊ルートです。肥後細川庭園の東側に位置する椿山荘の庭園(冠木門付近)から神田川沿いへ抜け、文豪ゆかりの「関口芭蕉庵」、細川家の至宝を収蔵する美術館「永青文庫」、そして江戸の急坂として知られる「胸突坂(むなつきざか)」を一筆書きで巡ることができます。
なお、車での来園を検討している方は注意が必要です。庭園には一般来園者向けの専用駐車場が存在しません(身障者専用スペースのみ要事前相談)。周辺の目白通りや新目白通り沿いのコインパーキングは収容台数が極めて少なく、特に週末は満車が常態化しています。目白駅前からの都営バス(白61系統「椿山荘前」下車)など、公共交通機関の利用が極めて現実的です。