検索窓に施設名を入れると現れる「閉鎖」「再開」という不穏な関連ワード。これに驚き、訪問を躊躇した経験を持つ方も少なくないはずです。しかし、結論から申し上げれば、海づり広場自体が恒久的に閉鎖された事実は一切ありません。
では、なぜこのような噂が執拗にネット上を巡ることになったのか。取材を進めると、2つの大きな要因が浮かび上がってきました。1つ目は、隣接地に位置していた人気健康温水プール・スパ複合施設「リゾ鳴尾浜」が2020年秋に営業を終了した一件です。広大な鳴尾浜臨海公園一帯の象徴的施設が消えたことで、「鳴尾浜全体が閉鎖された」という誤った情報がSNSや口コミサイトを通じて一人歩きしました。
2つ目は、過去に関西地方を襲った大型台風(2018年の台風21号など)による高潮・越波被害です。当時、護岸や安全フェンスが激しく損壊し、長期にわたる安全復旧工事を余儀なくされました。復旧工事を終えて再開を果たした際、関係者が「安全対策をより強固にし、誰もが安心して竿を出せる公共レジャー施設として蘇らせる」と舵を切った経緯があります。2026年現在、護岸は頑丈に保たれ、西宮市南部の頼れるフィッシングパークとして盤石の営業体制が敷かれています。